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中学入試問題分析

最新の学校別中学入試問題(算数)の難易度、出題傾向、教科別合格点の目安などをご紹介します。また、「入試問題研究所」作成の教材や著作、小冊子の内容をご紹介しています。


『下剋上受験』について
 この本は5年ほど前に出版され、テレビドラマにもなったようですので、ご存知の方もいるかと思います。私は先日たまたま古書店でこの本を見つけて買いました。
中学受験業界に40年ちかく関わり、また、「受験算数」をずっと指導してきた立場から本書を読むといろいろな思いがありましたが、「事情が合って、中学受験を専門家に任せずに親が教える」という方のために、参考になればと思い、一言だけ書かせていただきます。
 それは、受験勉強を開始する前に目標とする中学校の「過去問」を親が徹底的に分析してほしいということです。この本の著者は「桜蔭学園中」」を目標とする娘の算数指導、特に「特殊算」を何カ月も苦労して教えていたようですが、「桜蔭学園中」においては典型的な特殊算などほとんど出題されません。事前に、この学校の過去問をよく研究しておけば、特殊算に多くの時間をかけることの無駄がわかったと思います。
 本のこの箇所を読んで、私は随分以前、家庭教師として教えていた生徒のことを思い出しました。「下剋上受験」の生徒さんは受験勉強を開始して1年半の勉強期間がありましたが、私が関わった生徒は「小6の夏」からのわずか半年で中堅校を受験するという無謀とも思えるものでした。仮に、その学校をA校とすると、その生徒の受験校はA校のみで、塾などには全く通わず、算数のみならず他の教科も中学受験用の本格的な勉強はしていないという状態からの受験勉強スタートでした。
 その生徒が他教科の勉強をどのようにしていたか、私がアドバイス等をしたかどうかについては記憶が確かではありませんが、算数については「特殊算」は教えない、実際の入試でもしその問題が出題されたら、その問題はやらずに飛ばすという思い切った指導でした。A校の過去問を徹底的に分析し、算数で合格点を取るための最も近道の指導を徹底しました。結論をいうとその生徒はA校の中学入試に合格しました。
 この本を読んで一番に感じたのは「無駄が多すぎる」ということでした。詳しいことは省略しますが、志望校が決定したら、その学校の「過去問」から判断して必要のない単元(出題される確率の低い単元)を除く作業が必大切です。これは受験生の親に求められるものです。逆に、塾のカリキュラムではほとんど扱われないが、志望校の入試では頻出の単元がある。そんな場合には、その単元に十分な時間をかけてその受験生に学習させるべきです。
 塾では多くの受験生を抱えていますから、このような個別の需要に応じた対応はできません。それぞれのご家庭で対策をとるべき重要なことなのです。
 「桜蔭学園中」を受験した生徒さんは特殊算の多くの公式を暗記し、方程式の立て方、解き方を覚え … と大変な受験勉強をしたようですが、現在は他の難関中学校に進学され、学校生活を楽しんでいるようです(現在は高校生ですね)。中学受験準備に取り組んだ親子の1年半は大変だったと思いますが、中学受験業界に身を置いて、その中身を知っている立場からすると、いろいろ考えながら読んだ本でした。
(注) 私自身は現在、直接、生徒指導をおこなっていませんが、計算添削指導だけはしています。そこで生徒の答案をで拝見し、アドバイスすることだけでも楽しいものです(生徒自身よりも、アドバイスメッセージを読んだ親の反応にやりがいを感じています。)

 添削指導や教材プリント内容の詳細、価格等は「入試問題研究所」(左下にリンク)のホームページをご覧ください。
 「入試問題研究所」では学校別中学入試対策プリントの作成、販売を開始して15 年になります。その間、延べ8500人以上の受験生にご利用いただきました。その中には、兄弟でのご利用や知人の紹介、中学受験関係の大手の『掲示板』、個人のブログなどの体験記を読んで弊社のことを知ったという方も多くいます。また、近年、プロ家庭教師の方や個別指導塾からのご注文も増えてきています。

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小冊子『志望校の過去問をくり返し解くのは時間の無駄』の内容を一部紹介します。

6.最大の無駄は、合否に関係のない問題をできるようにしようと、何度も取り組むこと

 「満点を取れるようになるまで、過去問を何度もくり返しやること」
 こんなことを言う塾講師もいるようですが、暴論です。
 実際の入試では、合格者の中でもわずかしかできないような難問が出題されることは珍しくありません。そのような問題はできなくても合否には関係ありませんし、たとえ、できたとしても、その問題を解くのにかけた時間で数題の検算をしたほうが高得点となることも十分考えられます。
 「満点を取るつもりでやるから、合格点が取れる。」
 こんな声も聞こえてきそうですが、中学入試問題(特に算数)については正しくありません。「(もちろん問題にもよりますが、)最初から難問を捨てて85点分の答案を作ってから、残った時間を検算に充て、合格ラインの70点を目指す。」これが合格点を取るための最もよい取り組み方だと思います。
 いずれにしても、できなくてもよい問題をできるようにする必要はないのです。

(注) 『中学入試で要求される計算技術』、『中学入試で要求される計算技術(応用編)』、『志望校の過去問をくり返し解くのは時間の無駄』の3種類の小冊子をセットで1000円で販売しています〔在庫限り〕。

 ≪志望校別教材の検索方法≫
 「入試問題研究所」(左下にリンク)の志望校別教材を検索するにはこのページ左上のSearchの下にある白枠に志望校名を打ちこみ、その右のSearchボタンをクリックしてください。
 たとえば、白枠に 海城中 と打ち込むと、弊社の海城中対策教材の概要と算数の頻出問題対策教材の詳細、今年の海城中の入試問題〔1次試験〕のテーマと難易度など、海城中関連のページが7種類見つかります。


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小冊子『中学入試で要求される計算技術』の内容を一部紹介します。

3.分配法則 A×B+A×C=A×(B+C) のこんな使い方もあります。

(1/4-1/5+1/6-1/7)×4×42×5  【国学院久我山中】

(1/4-1/5+1/6-1/7)×4×42×5
=1/4×4×42×5-1/5×4×42×5+1/6×4×42×5-1/7×4×42×5
=42×5-4×42+4×7×5-4×6×5=210-168+140-120=62(答)

 実はこのタイプの問題は入試にはまれに出題される程度ですが、この公式を使うと、37・3/23×4 のような帯分数と整数のかけ算を簡単に計算することができます。この計算は一般的には最初に帯分数を仮分数に直してかけ算し、その結果をまた、帯分数に直して最終的な答としますが、次のようにすると、暗算で答を出すことができるのです。
(37+3/23)×4=37×4+3/23×4=148+12/23=148・12/23

(注) 『中学入試で要求される計算技術』、『中学入試で要求される計算技術(応用編)』、『志望校の過去問をくり返し解くのは時間の無駄』の3種類の小冊子をセットで1000円で販売しています〔在庫限り〕。


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小冊子『計算ミスを減らすための具体的なアドバイス』の内容を一部紹介します。

3.分配法則 A×B+A×C=A×(B+C) のこんな使い方もあります。

(1/4-1/5+1/6-1/7)×4×42×5  【国学院久我山中】

(1/4-1/5+1/6-1/7)×4×42×5
=1/4×4×42×5-1/5×4×42×5+1/6×4×42×5-1/7×4×42×5
=42×5-4×42+4×7×5-4×6×5=210-168+140-120=62(答)

 実はこのタイプの問題は入試にはまれに出題される程度ですが、この公式を使うと、たとえば、37・3/23×4 のような帯分数と整数のかけ算を簡単に計算することができます。この計算は一般的には最初に帯分数を仮分数に直してかけ算し、その結果をまた、帯分数に直して最終的な答としますが、次のようにすると、暗算で答を出すことができるのです。
(37+3/23)×4=37×4+3/23×4=148+12/23=148・12/23

(注) この小冊子は非売品で、在庫はありません。


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 添削指導や教材プリント内容の詳細、価格等は「入試問題研究所」(左下にリンク)のホームページをご覧ください。
 「入試問題研究所」では学校別中学入試対策プリントの作成、販売を開始して14年になります。その間、延べ8000人以上の受験生にご利用いただきました。その中には、兄弟でのご利用や知人の紹介、中学受験関係の大手の『掲示板』、個人のブログなどの体験記を読んで弊社のことを知ったという方も多くいます。また、近年、プロ家庭教師の方や個別指導塾からのご注文も増えてきています。

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小冊子『志望校の過去問をくり返し解くのは時間の無駄』の内容を一部紹介します。

6.最大の無駄は、合否に関係のない問題をできるようにしようと、何度も取り組むこと

 「満点を取れるようになるまで、過去問を何度もくり返しやること」
 こんなことを言う塾講師もいるようですが、暴論です。
 実際の入試では、合格者の中でもわずかしかできないような難問が出題されることは珍しくありません。そのような問題はできなくても合否には関係ありませんし、たとえ、できたとしても、その問題を解くのにかけた時間で数題の検算をしたほうが高得点となることも十分考えられます。
 「満点を取るつもりでやるから、合格点が取れる。」
 こんな声も聞こえてきそうですが、中学入試問題(特に算数)については正しくありません。「(もちろん問題にもよりますが、)最初から難問を捨てて85点分の答案を作ってから、残った時間を検算に充て、合格ラインの70点を目指す。」これが合格点を取るための最もよい取り組み方だと思います。
 いずれにしても、できなくてもよい問題をできるようにする必要はないのです。


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  • Author: 入試問題研究所
  • 『入試問題研究所』作成教材、データなどの一部を紹介します。

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