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中学入試問題分析

最新の学校別中学入試問題(算数)の難易度、出題傾向、教科別合格点の目安などをご紹介します。また、「入試問題研究所」作成の教材や著作、小冊子の内容をご紹介しています。

入試問題はその学校から受験生へのメッセージです。
 下の問題のうち、最初の3つは〈キセル算〉と呼ばれる「計算の工夫」が必要な問題ですが、このようにほぼ同じ問題を出題し続けるのは「●●中学校を志望する受験生は、過去問を徹底的に学習してきてほしい。」という学校からの強い要望ととらえることができます。実際、この学校の計算問題の中にはこれ以外にも同じような問題がたくさん見られます。他の問題と比べて、計算問題はこの学校の受験生にとって決してやさしくはありませんが、それでも過去問をしっかり学習することによって十分な得点が取れるように問題が作成されています。
 あとの2つの問題は同じ年度の1回目入試と2回目入試で出題された「分数のたし算」問題です。これらの問題をよく見ると3つの分数のうち2つの分数で、分子と分母の数字が入れ替わった数になっているのがわかります。これについては「学校から受験生へのメッセージ」ではなく、「1回目と2回目の受験生の学力差、発想力差」を調べるために作成した問題と推測します。
 なお、恐らく別の目的だと思いますが、学習院中等科攻玉社中では1回目と2回目の入試問題のうちのいくつかは毎年、類似問題を出題しています。

(2010年1回) 1/4×5+1/5×6+1/6×7+1/7×8+1/8×9+1/9×10
(2014年1回) 1/5×6+1/6×7+1/7×8+1/8×9
(2015年2回) 1/2×3+1/3×4+1/4×5+1/5×6

(2013年1回) 6729/13458+3942/15768+3187/25496
(2013年2回) 13458/6729+17469/5823+15768/3942

 
(注) A/B×C は分母がB×C、分子がAの分数のことです。


 弊社作成・販売教材や添削指導の内容の詳細、価格等は「入試問題研究所」(左下にリンク)のホームページをご覧ください。
 「入試問題研究所」では学校別中学入試対策プリントの作成、販売を開始して14年になります。その間、延べ8000人以上の受験生にご利用いただきました。また、毎年10件ほど、プロ家庭教師や個別指導塾からご注文もいただいています。


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1つの学校の過去問から抜粋しました。ご覧ください。これについて明日、コメントします。

(2010年1回) 1/4×5+1/5×6+1/6×7+1/7×8+1/8×9+1/9×10
(2014年1回) 1/5×6+1/6×7+1/7×8+1/8×9
(2015年2回) 1/2×3+1/3×4+1/4×5+1/5×6

(2013年1回) 6729/13458+3942/15768+3187/25496
(2013年2回) 13458/6729+17469/5823+15768/3942

 
(注) A/B×C は分母がB×C、分子がAの分数のことです。

【参照】(ブログ) 8月1日~5日「入試問題の作り方(1)~(3)」

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〔○○中の過去問に関するコメント〕
 この学校の入試の最大の特徴は上の表でB表示の問題が多いことからもわかるように、受験生の間の得点差が大きくなるような問題作成をしていることで、算数の得意な生徒に有利な問題構成となっている。
 また、図1の小問群の中にハイレベルな問題を入れたり、一方で、大問できわめてやさしい問題を出題することもある。そのため、「時間が足りなくて、最後の大問まで手をつけることができなかった」などということは絶対にしてはならない。前半の小問群についてはできる問題から手早く解き、最後の問題まで手をつけてから、計算問題の検算、小問群の答を出した問題の見直しをし、それから、小問群の中でとばした問題に着手する。・・・このような段取りで時間を使うのがよいだろう。
 内容的には受験算数の広い範囲から出題されているが、時間をかけて学習した方がよいテーマとしては場合の数、数の性質と図形問題(平面図形、立体図形)などをあげることができる。


 中学受験生にとってこれからの目標は過去問を解いていく中で志望校の問題傾向をしっかり把握し、そこでの得点力を上げるための対策を練ることです。上のコメントは弊社作成の某中堅女子校の「過去問分析表」に書いたものですが、学校によって出題傾向、形式はまったく違います。それを把握せずに、塾のテストと同じように取り組んでいては十分な得点力は期待できません。

 ● 塾のクラスは上がったのに、志望校の入試では合格できなかった。
 ● 塾のクラスが下の子が合格した学校に、不合格だった。
 ● 塾の宿題が忙しすぎて、志望校対策ができなかった。

 来年の2月の受験を終えてから、こんなことを言わなくてすむように、お子さんの志望校合格に向けてのスケジュールをしっかり立てていただきたいと思います。


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≪算数の合格ライン(女子校)≫
【80%程度】
浦和明の星女子(2回)、吉祥女子(3回)、豊島岡女子(2回、3回)
【75%程度】
【70%程度】
鎌倉女学院(1回)、吉祥女子(1回)、洗足学園(2回)、東京女学館(2回、3回、4回)
【65%程度】
鴎友学園女子(2回)、学習院女子(A)、共立女子(1回)、国府台女子(1回、2回)、大妻(2回、3回)、大妻多摩(1回)、田園調布学園(1回)、東京女学館(1回)
【60%程度】
浦和明の星女子(1回)、鎌倉女学院(2回)、吉祥女子(1回)、共立女子(2回)、淑徳与野(2回)、洗足学園(3回)、田園調布学園(2回)、日本女子大附属(1回)、品川女子学院(1回)
【55%程度】
学習院女子(B)、国府台女子(推薦)、洗足学園(1回)、大妻(1回)、大妻多摩(2回)、田園調布学園(3回)
【50%程度】
フェリス女学院、横浜雙葉、鴎友学園女子(1回)、大妻多摩(1回PM、3回)、大妻中野(1回)、日本女子大付属(2回)、立教女学院、品川女子学院(2回)
【45%程度】
淑徳与野(1回)、大妻中野(2回、3回)

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≪算数の合格ライン(男子校)≫
【80%程度】
開成、城北(3回)
【75%程度】
逗子開成(3回)、聖光学院(2回)
【70%程度】
学習院(2回)、攻玉社(2回)、城北(1回、2回)、城北埼玉(2回)、逗子開成(2回)、聖光学院(1回)、浅野
【65%程度】
サレジオ学院(1回、2回)、鎌倉学園(3回)、駒場東邦、芝(1回)、逗子開成(1回)、都市大付属(2回)、独協(3回)、本郷(1回)
【60%程度】
海城(1回、2回)、学習院(1回)、鎌倉学園(2回)、攻玉社(1回)、芝(2回)、芝浦工大(1回、2回、3回)、城北埼玉(1回)、世田谷学園(1回)、成城(3回)、早稲田(2回)、都市大付属(3回、4回)、本郷(2回、3回)、立教新座(2回)、立教池袋(1回)
【55%程度】
鎌倉学園(1回)、城北埼玉(特待)、都市大付属(1回)、独協(1回)
【50%程度】
世田谷学園(1回、2回)、成城(1回、2回)、早稲田(1回)、独協(2回)、武蔵
【45%程度】
立教新座(1回)
【40%程度】
栄光学園


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 中学入試(算数)において、「高得点をとらないと合格できない」、「難関校ほど、合格するためには高得点が必要」という誤った知識をお持ちの親御さんもいるようですが、決してそのようなことはありません。
 このことを具体的に示すデータを作成しましたので、ここにご紹介します。
 これは、今年(2018年)の首都圏中学入試算数の合格ラインを、学校公表の教科別合格者平均点、受験者平均点、合格最低点、受験者倍率などから算出したものです。大雑把な目安として参考にしてください。


≪算数の合格ライン(共学校)≫
【85%程度】
栄東(難関B)、神奈川大附属(C)、東邦大東邦(後期)
【80%程度】
法政大(1回)1、国学院久我山(1回男)
【75%程度】
栄東(難関A)、広尾(2回)、神奈川大附属(B)、成蹊(2回女)、専大松戸(2回)、東邦大東邦(推薦)、国学院久我山(1回ST男)
【70%程度】
栄東(東大1)、広尾(本科1回、3回)、渋谷幕張(2次)、昭和秀英(3回)、神奈川大附属(A)、成蹊(1回女)、中央大附属(1回男女)、法政大(3回)、国学院久我山(1回女、2回男、ST1回女、ST2回男)
【65%程度】
栄東(東大Ⅱ)、市川(1回男、昭和秀英(2回)、成蹊(2回男)、中央大学附属(、2回男女)、法政大(2回)、法政二(2回女)、国学院久我山(2回女)
【60%程度】
桐光(1回男)、広尾(医進S)、江戸川取手(1回東大、1回医科)、市川(1回女、2回男女)、芝工柏(2回)、昭和秀英(1回)、成蹊(1回男)、専大松戸(1回)、法政二(1回男女)、明大明治(1回)、国学院久我山(2回ST女)
【55%程度】
渋谷幕張(1次)、専大松戸(3回)、早稲田実業(女)、法政二(2回男)、明大明治(2回)
【50%程度】
桐光(1回女)、江戸川取手(1回難関、2回東大)、早稲田実業(男)、東邦大東邦(前期)
【45%程度】
桐光(2回男)、江戸川取手(2回難関、2回医科)、芝工柏(1回)
【40%程度】
【35%程度】
江戸川取手(2回難関)
【30%程度】
桐光(2回女)

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小冊子『志望校の過去問をくり返し解くのは時間の無駄』の内容を一部紹介します。

6.最大の無駄は、合否に関係のない問題をできるようにしようと、何度も取り組むこと

 「満点を取れるようになるまで、過去問を何度もくり返しやること」
 こんなことを言う塾講師もいるようですが、暴論です。
 実際の入試では、合格者の中でもわずかしかできないような難問が出題されることは珍しくありません。そのような問題はできなくても合否には関係ありませんし、たとえ、できたとしても、その問題を解くのにかけた時間で数題の検算をしたほうが高得点となることも十分考えられます。
 「満点を取るつもりでやるから、合格点が取れる。」
 こんな声も聞こえてきそうですが、中学入試問題(特に算数)については正しくありません。「(もちろん問題にもよりますが、)最初から難問を捨てて85点分の答案を作ってから、残った時間を検算に充て、合格ラインの70点を目指す。」これが合格点を取るための最もよい取り組み方だと思います。
 いずれにしても、できなくてもよい問題をできるようにする必要はないのです。

(注) 『中学入試で要求される計算技術』、『中学入試で要求される計算技術(応用編)』、『志望校の過去問をくり返し解くのは時間の無駄』の3種類の小冊子をセットで1000円で販売しています〔在庫限り〕。

 ≪志望校別教材の検索方法≫
 「入試問題研究所」(左下にリンク)の志望校別教材を検索するにはこのページ左上のSearchの下にある白枠に志望校名を打ちこみ、その右のSearchボタンをクリックしてください。
 たとえば、白枠に 海城中 と打ち込むと、弊社の海城中対策教材の概要と算数の頻出問題対策教材の詳細、今年の海城中の入試問題〔1次試験〕のテーマと難易度など、海城中関連のページが7種類見つかります。


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小冊子『中学入試で要求される計算技術』の内容を一部紹介します。

3.分配法則 A×B+A×C=A×(B+C) のこんな使い方もあります。

(1/4-1/5+1/6-1/7)×4×42×5  【国学院久我山中】

(1/4-1/5+1/6-1/7)×4×42×5
=1/4×4×42×5-1/5×4×42×5+1/6×4×42×5-1/7×4×42×5
=42×5-4×42+4×7×5-4×6×5=210-168+140-120=62(答)

 実はこのタイプの問題は入試にはまれに出題される程度ですが、この公式を使うと、37・3/23×4 のような帯分数と整数のかけ算を簡単に計算することができます。この計算は一般的には最初に帯分数を仮分数に直してかけ算し、その結果をまた、帯分数に直して最終的な答としますが、次のようにすると、暗算で答を出すことができるのです。
(37+3/23)×4=37×4+3/23×4=148+12/23=148・12/23

(注) 『中学入試で要求される計算技術』、『中学入試で要求される計算技術(応用編)』、『志望校の過去問をくり返し解くのは時間の無駄』の3種類の小冊子をセットで1000円で販売しています〔在庫限り〕。


 ≪志望校別教材の検索方法≫
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【開成中の場合】
 今年、開成中を受験した2人の架空の生徒を使って説明しましょう。

A君: 算数が得意な生徒で、算数では合格者平均点を取り、他の3教科は受験者平均点よりも1点だけよかった。
B君: 国語が得意な生徒で、国語では合格者平均点を取り、他の3教科は受験者平均点よりも1点だけよかった。


 このとき、A君の得点は48+74+50+55=227(点)、B君の得点は55+63+50+55=223(点)となり、今年の合格最低点(227点)を上回ったA君は合格、B君は不合格となります。
 いかがでしょうか。2人の得点を偏差値換算するとおそら2人ともく同じくらいの成績となります。しかし、入試では粗点で合否を決めますので、2人の得点に上記のような大差がついてしまうのです。
 これが中学入試の現実です。「中学入試では算数が得意な生徒が圧倒的に有利」であることを納得いただけましたでしょうか。現在のお子さんの学力(4教科の成績)と志望校の合格ラインを比べて、志望校に合格するためにはどの教科に多くの時間をかけて学習すればよいか・・・お子さんと作戦会議を開いて9月以降に向けて学習計画を立ててみてはいかがですか。


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一昨日のコラムの続きです。
 弊社の分析対象校〔約100校〕のうち、今回の分析に必要なデータをHP上で公表している29校について、今年(2018年)の結果を調べてみました。
 その結果は調査を開始し始めた10年前とほとんど変わらず、「合格者の平均点と受験者の平均点の差」が最も大きい教科が算数でなかった学校は1校(鎌倉学園中)のみで、それ以外の28校については、この差が最も大きい教科はすべて算数でした。
 なお、今回の分析対象校は以下の通り(複数回の入試実施校については1回目の入試データを利用)>

《男子校》 
開成中・学習院中・鎌倉学園中・駒場東邦中・芝中・芝浦工大中・城北中・逗子開成中・聖光学院中・世田谷学園中・武蔵中・早稲田中
《女子校》
浦和明の星女子中・鴎友学園女子中・大妻多摩中・実践女子学園中・品川女子学院中・田園調布学園中・東京女学館中・豊島岡女子学園中・日本女子大学附属中
《共学校》
神奈川大学附属中・国学院久我山中(男女)・芝浦工大柏中・渋谷幕張中・成蹊中(男女)・専修大学松戸中(男女)・法政大学中・明大明治中
☆ 具体的なデータについては、弊社のHP上で公表しています。ご参考にどうぞ。

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 中学入試で合否を決める教科は 『算数

 中学入試において、合否に最も大きく影響する教科はまちがいなく『算数』です。
これについて、具体的なデータをもとに説明します。

【開成中:2017年入試結果】
        国語 算数 社会 理科 
合格者平均 48  55  48  62
全体 平均  42  40  42  57
  差      6  15   6   5
 配  点   85  85  70  70

【開成中:2018年入試結果】
        国語 算数 社会 理科 
合格者平均 55  74  54  58
全体 平均  47  62  49  54
  差      8  12   5   4
 配  点   85  85  70  70


 これは、昨年と今年(2018年)の開成中の入試結果データ(小数点以下を四捨五入)で、「合格者平均」と「全体(全受験者)平均」との差をみると、教科によってかなり違いがあるのがわかります。特に、算数の得点差が際立っていますが、これはたまたま開成中がこのような結果だったということではなく、毎年ほとんどの学校の入試で同様の結果となります。(首都圏でこのようなデータを公表している30校ほどについて今年の入試結果を調べたところ、算数の得点差が最大でなかった学校はたったの1校のみでした)
 ここから言えることは、「算数」が得意な生徒が最も点を稼ぎやすく(他の受験生と差をつけやすく、受験に有利)、他の教科では受験者の間に算数の半分程度しか得点差がなかったということです。
 この不公平を是正するために、得点をすべて偏差値に直して順位をつける方法があります。そうすれば、各教科の合格者平均がすべて同じくらいの偏差値に換算され不公平感が無くなりますが、実際にそのような得点処理をしている(と公表している)学校は私の知る限り首都圏で2校のみです。さらに、教科間の配点に差をつけることによって、この得点差が拡大します。開成中の場合には算国と理社の配点にそれほど大きな差はありませんが、「算国:各100点、理社:各50点」というような配点の学校では、教科間のこの得点差はさらに拡大します。
〔結論〕 受験生の得点差が最もつく教科はまちがいなく「算数」だから、ここで点を稼げる『算数の得意な生徒』が中学入試では最も有利。他の教科が得意な生徒も、得意な教科に時間をかけて勉強するのではなく、点を稼ぎやすい「算数」に時間をかけて勉強すべき。
【参考】『入試問題研究所』(弊社)のHPには、今年度の調査データを掲載し、上記のことをさらに詳しく説明しています。どなたでもご覧いただけます。ご参考にどうぞ。 * コラム10「中学受験は算数の得意な子が断然有利!」 


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 以前、中学受験:社会のある書籍の帯で次のような記述を見つけたことがあります。

 中学受験の受験科目において"社会"は、関西の一部校以外必須であり、しかもほとんどの場合、国算理と同様の配点です。

 これは「書籍の内容」として紹介されていた文章の一部ですが、本当に著書の中に書かれていたものか、あるいは編集者による紹介記事なのかは不明です。しかしながら、記載内容は事実と大きく異なります。
 たとえば、弊社で教材の分析対象としている中学校は首都圏の国立・私立中学校を中心に100校ほどですが、そのうちで国算理社の4教科を均等配点としている私立学校は、市川中、神奈川大学附属中(A,B)、慶応普通部、鴎友学園中、鎌倉女学院中、頌栄女子学院中、女子学院中、横浜共立学園中(A)くらいのものです。国立大学の附属中は均等配点ですが、これ以外の大部分の私立中学校は算国重視の傾斜配点を採用しています。

 これはあまりにも極端な例ですが、中学受験情報の中にはそれぞれの立場(塾、学校、家庭教師、本の著者・出版社など)に都合がよいように情報を操作するケースが少なくありません。
受験生をお持ちのご家庭としてはそれらの情報の真偽や正確さを見抜くことが必要です。
 たとえば、塾から『志望校の過去問は11月までは絶対にやらせないでください。手をつけてしまうと、正確なデータを取れなくなり、志望校の選択に関する的確なアドバイスができなくなります。』、『○○中の入試問題は△△中の入試問題と似ていますから、△△中の対策講座を取りましょう。』などといった働きかけがあったときに、それを鵜呑みにしますか。これに従って、受験に失敗しても塾は責任を取ってくれませんよ。
 あるいは、受験生にとって重要なデータである「過去問の合格最低点」に関して、市販本のデータと学校のHPのデータが同じだった場合、それを信じますか。あるいは異なっていた場合、どちらを信じますか。

 現在の学力、得意教科・不得意教科、志望校などはそれぞれの子供によって異なります。したがって、さまざまな受験情報の中から、お子さんに必要な情報を選び、入試までの貴重な日々の受験スケジュールを策定するのはご家庭(親)がすべきことです。お子さんにとって無理、無駄の最も少ない方法で受験勉強をし、志望校合格を勝ち取りましょう。
 

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 「捨て問」という言葉をお聞きになったことがあると思います。難問で、手をつける必要のない問題のことです。算数の入試ではほとんどの学校で「捨て問」としてよい問題が2~3問、出題されます。そのような問題が出題されることを前提として、算数の入試では満点を目指すのではなく、捨て問を除いた85点分の答案を作成し、計算問題の検算や文章題の解き直しをすることによって、70点~75点の得点を目指す。これが算数の入試でのベストの取り組み方です。
 実際の入試結果をもとに具体的に説明しましょう。
 下のデータは数年前の『本郷中(1回)』の入試問題分析の一部です。ここで、C表示は問題の難易度を示しています(弊社作成の「学校別」過去問分析表では各問題にA~Cの難易度を表示しています)。さらに、そのあとに(△%)と書いていますが、これは学校から提供されたデータをもとにその問題の正答率を計算し、書き加えたものです。C表示の問題だけ抜き出し、学校提供の元データを書くと次のようになります。

 問2(5) 場合の数 C (6%)  正解者数は35人(受験者566人)
 問3(2) 点の移動 C (8%)  正解者数は47人
 問5(3) 点の移動 C (13%)  正解者数は75人
 問6(2) 立体図形 C (11%)  正解者数は61人
   (3) 立体図形 C (0%)  正解者数は0人

 いかがでしょうか。受験生のうちの10人に1人くらいしか正解できない問題が4問、さらに、566人の受験生のうちの1人も正解できなかった問題が1問ありました。程度の差はありますが、このように受験生のうちのわずかしか正解しないような問題を数題出題するのが、大半の学校の算数問題の特徴です。
 この試験でこれらC表示の問題に捕まって時間を使いすぎ、計算問題の検算などができなかった生徒がとても多かったことが、問1(1)の計算問題の正答率(68%)の低さからも推測されます。C表示の問題を飛ばして、計算問題の検算や一行問題の見直しをする時間を確保すれば、5点~10点の得点増が見込まれたことでしょう。

 学校別「過去問分析表」でC表示の問題を「捨て問」と考えてかまいません。学校により、C表示の問題を多く出す学校やほとんど出さない学校もあります。また、C表示問題を後半の大問で多く出す学校や、前半の一行問題の中で出題する学校など、学校によってはっきりした傾向が見られます。これらを事前にしっかり把握し、また、過去問をこなしていく中で確認し、時間配分の練習をしっかりすることが、「算数」の志望校対策としてとても重要なことです。


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 各学校の中学入試で出題される問題の大半が既に他校または自校で出題された問題の類題です。そこで各校では入試問題にオリジナル色を出すためにいろいろな工夫をしていますが、そのうちの1つとして「算数の時事問題」を取り入れることがよくあります。
 具体例を紹介しましょう。
 次の問題は2014年12月3日にこのブログに載せたものです。

問題 2015年は首都圏の中学入試が解禁となる2月1日が日曜日で、プロテスタント校の多くが入試日を変更します。2016年以降で、2月1日が日曜日となる最初の年は西暦何年ですか。

 2015年は中学入試でいわゆる《サンデーショック》と呼ばれる重要な年でしたので、これを題材とする問題が実際の入試でも出題されると予想したところ、この年の入試では雙葉中など、いつくかの学校でこの問題のそっくり問題が実際に出題されました。

 また、ここ数年の大きなテーマとして消費税率の変更問題があり、これに関する問題も渋谷渋谷中、早稲田中、栄光学園中、芝工柏中、鴎友学園女子中など多くの学校で出題されています。

 最近のTVコマーシャルではあまり見かけなくなりましたが、ときどき、「おにぎり型の掃除ロボット」のTVコマーシャルが流れていますね。これを見て、算数入試の題材とする学校があると予想し、弊社では数年前の「追加予想問題」に関連問題を作成し、載せておいたのですが、翌年の学習院中等科入試でそっくり問題が出題されるということもありました。

 他にも、入試がおこなわれる年(おもに西暦)にちなんだ問題も毎年、多くの学校で出題されます。また、急に多くの学校で出題されるようになった問題や他校で出題されたオリジナル問題(良問)で、類題を作成しやすい問題も次年度の中学受験生にとっては要注意です。他校で類題が出題されることもたびたびあります(首都圏の難関校の受験生にとっては、灘中など近畿圏の難関校の入試問題も見ておきたいものです)。


 弊社作成・販売教材や添削指導の内容の詳細、価格等は「入試問題研究所」(左下にリンク)のホームページをご覧ください。
 「入試問題研究所」では学校別中学入試対策プリントの作成、販売を開始して14年になります。その間、延べ8000人以上の受験生にご利用いただきました。また、毎年10件ほど、プロ家庭教師や個別指導塾からご注文もいただいています。


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 前回、私立中学校では教師の転勤などはなく、多くの教師の共同作業で入試問題を作成しているので、入試問題の質が保たれ、「出題傾向」が見られるという趣旨のことを、具体例を紹介しながら書きました。
 今回はその例外について書きたいと思います。

① 中学部を設立して間がない学校。このような学校では、それまでに出題していない問題を翌年の入試問題として意図的に採用するケースが多く見られます。例えば、設立して数年の学校で、今までに行われた入試で「ニュートン算」の出題がなかった場合、次の入試で出題される可能性が十分あるということです。
 以前の中央大附属中、中央大附属横浜中、早稲田高等学院中などにその傾向が見られました。

② 入試における難易度が大きく変化し、それに伴って、入試問題の難易度を変えたケース。これには、出題傾向や形式は変えずに問題の難易度だけやさしく、あるいは難しくしたケースと、出題傾向や形式を変えたケースの両方あります。
 武蔵中、巣鴨中、渋谷渋谷中、成城中、東京女学館中などにその傾向が見られました。

③ 学校の出題方針の変更に伴って、出題形式等を変えるケース。
この場合には、秋の学校説明会や学校のHPなどで事前に告知されます。

 ここで挙げたようなケースの学校では「出題傾向」が参考にならなかったり、古い年度の過去問をやる必要がなかったりします。逆に言えば、このようなケースに当てはまらない学校の入試対策としては、その学校の過去問の古いものからたくさん取り組むのがベストの対策となります。「傾向が似ている学校の入試問題・・・」などに手をつける必要はありません。


 弊社作成・販売教材や添削指導の内容の詳細、価格等は「入試問題研究所」(左下にリンク)のホームページをご覧ください。
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 この業界で長く仕事をしていますが、「入試問題の作り方」に関して当事者から直接聞いたのは一度だけです。
それについてご紹介しましょう。
 もう10年以上前のことですが、都内北部の誰でも知っている中高一貫校での『塾・出版社対象入試説明会』の際に、算数の作成責任者の発言です。

 本校では中学、高校の数学教員全員が夏休み頃までに問題をいくつか作成し、それらを持ち寄って、採用する問題を数か月かけて吟味します。

 およそ、このような内容でした。中には入試問題の作成を外部委託する学校もあるなどという話も聞きますが、そんなことを公表する学校はありませんので、真相はわかりません。しかし、そのような学校があったとしてもごく少数で、大半の学校が自校で上記のような作成方法を採っているのではないでしょうか。

 ≪ここから導き出されること≫
 公立の中学校や高校では規則で長期にわたって1か所に勤務することはできず、「転勤」が必ずありますが、私立中学校、高校ではそのようなことはありません。したがって、毎年同じ教師集団によって入試問題が作成される。
 それゆえに、入試問題の質が保たれ、また、「出題傾向」といったものが見られる。


 ただし、これについては『例外』があります。大切なことで、受験生および親御さんにはぜひ知っておいていただきたいことですので改めて書きます。


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  • Author: 入試問題研究所
  • 『入試問題研究所』作成教材、データなどの一部を紹介します。

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